地域の”いま”をスポーツでつくる

Our Mission

『スポーツによる地方創生推進会議』のミッション

　これからは、魅力的な「地方」に、人もスポーツも動く時代です。

　日本のスポーツは、全国から多様な人材を集めた「大学」を中心に、発展してきました。同様に、多様な人材を集める「大企業」にもスポーツは広がり、戦後は、人口の集積地となる「都市」にトップスポーツが根付き、トップスポーツのプロクラブは1992年の12から2015年には100を超えるほどの盛隆を見せています。そして、スポーツは多様な役割を持つようになってきました。

　その舞台である「地方」では、自治体の政策や地域の文化、人柄、自然や気候が人々を引き寄せる時代でもあります。これからは、地域間で人が移動しあい、地域の文化や資源、生活を共有しながら、地域住民と移住者（Uターン、Jターン、Iターン）や来訪者を緩やかに束ね、地域を共有するための「スポーツ」の役割が求められます。

　移動するのは若者には限りません。老若男女皆が参加して楽しめ、参画でき、人材育成、健康増進にもつながるコンテンツが求められます。これまで地方を舞台に行われてきたスキーやスノーボードなどのウインタースポーツ、サイクリング、マラソン等の老若男女が参加できるスポーツも、地域の自然（景観、温泉など）が豊かで、人々が集い、交流している地域で発展しています。「経済効果」が注目されがちですが、これらのスポーツが、景観や地元の人々のおもてなしといった、「社会的効果」を発揮し、地域の良さ、地域の魅力を共有するツールとして重要視されています。

　我々、『スポーツによる地方創生推進会議（略称＝SMCR）』は、地方創生の時代にあったスポーツとは何かを、地域の人々と一体になって考え、スポーツを通じた地域の活性化や、新たな地域文化の創造に寄与していきたいと考えます。

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Approach 1

スポーツで地域の強みを活かす

地域資源とスポーツのシナジーを生み出す

　温暖な気候を武器にキャンプ地のメッカとなる、夏の冷涼な気候を生かしてラグビー合宿のメッカになる、風光明媚な景勝地を活かしてサイクリングの聖地になる、パウダースノーを武器にスキーリゾートになる、など地域の強みをスポーツを通じて活かすことで成功してきた地域は多くあります。それ以外にも、地域の強みの活かし方は様々です。域内のものづくりの力を結集して、ボブスレーを作った大田区は1つの象徴です。どのような強みを活かし、地域の発展にスポーツを活かすのか、考えていきます。

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Approach 2

地域のシンボルとしてのスポーツ

トップレベルスポーツクラブの立ち上げ、育成サポート

　住民が応援できるトップスポーツは魅力的なコンテンツです。個人の応援、寄付、企業等の協賛、選手雇用を通じて、地域全体でトップチーム／トップアスリートを育成することが可能な時代になっています。国内には、以下のような事例が誕生し、地域内で重要な役割を果たしつつあります。SMCRでは、地域と競技団体を結ぶことや、そうしたチームが地域で発展していくための支援をしていきます。

女子ハンドボールチーム

　企業に支えられてきた女子ハンドボールチームは、現在、地域に支えられて存立しているケースが増加しています。活動拠点となる体育館と選手やスタッフの雇用を地域で確保することで、チーム育成が可能となってきました。

男子ホッケーの強豪クラブ

　富山県小矢部市や福井県越前町、島根県奥出雲町などホッケーが特に盛んなまちでは、地域に支えられるトップクラブが生まれてきました。地元出身の選手が多く、選手は企業に勤めながらトップクラブの活動に参加します。高校生以下の後進の指導も行うことで、トップアスリートが循環する形になっています。

女子サッカークラブ

　岡山県美作市に存在する岡山湯郷ベルが代表事例です。自治体が方針を示し、イニシアティブを発揮しながら、地元の旅館や病院、企業、市民が支援する中で強豪クラブ／トップアスリートの育成が進められてきました。

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Approach 3

スポーツで地域をつなぐ

トップアスリートによるスポーツ教室

under construction

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Approach 4

地域とスポーツを知る

スポーツを通じた地域づくりの調査研究

under construction

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Case Study

アイススレッジホッケー用具の開発

新潟県三条市

　パラスポーツ（パラリンピックの種目にもなる障がい者スポーツ）の普及には、「用具」の供給が大きな鍵となります。メジャー種目であれば、例えば、スパイクを買う場合、様々なメーカーの多様なグレードから選んで購入することができます。しかし、競技人口が少ないパラスポーツであると、選択の余地は限られ、用具が手に入りにくかったり、値段が高かったりします。そのことがネックとなって、競技が普及しない、ということもあります。

　SMCRでは、昨年からアイススレッジホッケーの用具の国内生産を目指して、新潟県三条市と連携して活動を行っています。新潟県三条市は、隣接する燕市と一体となって地場産業を形成し、鍛冶の町、金物の町と呼ばれ、多くの大手メーカーの創業地としても知られている「ものづくりのまち」です。

　三条市、競技現場、スレッジ開発を担う町工場、SMCRの4者で協力しながら、国内のスレッジ生産を目指しています。2017年前半には試作機が完成し、その後、実践用のスレッジを開発していく予定です。

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About Us

団体概要

名称	一般社団法人 スポーツによる地方創生推進会議 Sports Management Council for Regional Revitalization (SMCR)
所在地	〒157-0063 東京都世田谷区粕谷4-25-1 アーバンソワール千歳烏山111号室 TEL: 03-5809-5888
設立	2016年6月3日
代表理事	松橋崇史
理事	岩月基洋　相沢雅晴　美齊津二郎

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